この記事では、セラピスト業界で意外と知られていない?すぐにマネできるメールのテクニックを3つをお伝えします。
記事の内容:ライターがよく使うメールテク3つ
- 文字入力だけで可能なデザインを活用
- 引用で相手を迷わせない
- スクショを使って『文字』以外で伝える
記事のポイント
上記3つを活用すれば、自分の伝えたい内容がより相手に伝わるだけでなく「まともな文章がける人はダマしにくい……」とコンサルから警戒されるようになります 笑
記事を読むメリット
売上と時間の創出につながる
患者さんとのやり取りでは
- 返信で迷わない
- 相手に伝わりやすくなる
- 来院してもらいやすくなる
⇓
売上につながる
仕事を外注した時は
- 返信で迷わない
- 相手に伝わりやすくなる
- メールの数をへらせる
⇓
時間の創出につながる
前者は運や相性も必要ですが、後者については確実に時間的コストの削減につながります。
患者さんや取引先へのちょっとした気遣いにより、大きなリターンを生み出すと思ったら、知っておいて損はしません。
注意:キレイな文章を書く必要はありません
この記事を読んでいる先生はライターの仕事をしているわけではないため、キレイな文章が書けなくてもOKです。
しかし、読みやすい=伝わりやすくするためのテクニックは、知っておいて損しません。
メールにかぎらず、LINEなどのメッセージアプリでも使える内容ですので、7分ほどおつきあいください。
おもな内容は3つだけなので、どれか1つでも活用していただければ幸いです。
その他、よくある疑問(タップして開く)
✔理解できなかったらどうしよう?
例文として、実際のクライアントさんとのやりとりの様子を公開しているので、直感的に理解できるはずです。
✔慣れるのに時間がかかりそう
使用する文字やアプリの操作方法まで紹介しているので、すぐにマネできます。
✔ネットで調べたらすぐにわかるよね?
もちろんです。
が、その都度、調べていたら時間がもったいないですよね?
1回調べるのに5分、年間で30回調べていたら150分の損失です。
しかし、この5分を妥協すれば、相手に意図が伝わらないメールを送ってしまった結果、さらに時間的コストが増える可能性もあります。
当記事に目を通していただければ、7分で必要な情報が確認できて、あとは必要なときだけ30秒ほど確認すればOKです。
慣れてしまえば、二度と確認する必要もないため、時間的コストを確実に削減できます。
筆者の経歴
ケニー(鍼灸師&柔道整復師)
- 元鍼灸師・柔整師
- 現在は治療院HP制作を受注
- クライアントさんとのやりとりは、毎日10~20通くらい
(3~5人を同時対応)
※無料相談や制作依頼時のメールでは、素顔を公開しています。
くわしくは、以下をご確認ください。
現在の活動(タップして開く)
現在は縁あって、
- 治療院ホームページ制作
- ライティング業務
- 画像編集
- 動画編集
- 学術発表用の資料作成のサポート(循環器内科のドクターより依頼)
などの活動をしています。
また、プロのWEBライターとしての活動経験あります(2022年7月までランサーズ内で最高ランクの認定ランサー)
くわしくはコチラ⇓
記事の内容(タップすると移動します)
本題に入る前に:無料で利用できる有料級ライティング教材2つ
紹介する2つの教材は、無料&会員登録もなしで利用できます。(筆者をふくめて)セラピスト界隈でドヤっているライターやマーケターよりも、100倍説得力はある内容かと 笑
✔どうせならライティングを基礎からしっかり学びたい
WEBライター・編集者の中村昌弘さんが監修している『WritingBegin』がオススメです。
✔治療院HP用のセールスコピーを自分で書けるようになりたい
WEBライター・ディレクターの佐藤誠一さんが書かれた、以下の記事がオススメです。
①文字入力だけでできるデザイン
- 見出し
- 箇条書き
- 余白
- 改行
- 区切り
①見出し:伝えたい内容が目立つように
見出しをつかえば、読む側にとってひと目で伝えたい情報が認識できるため、相手の時間を奪わなくてすみます。
メールなどで見出しを作る時は、記号をつかいましょう。
以下に、よく見出しに使用される記号4つを紹介します。
①ハイフン
ー画像編集の改善ポイントー
②チルダ(にょろ)
~画像編集の改善ポイント~
③マル
〇画像編集の改善ポイント
④チェックマーク
✔画像編集の改善ポイント
実際の使用例(赤枠の部分)
NG例:見出しがないメールの文章
承知しました。
画像を編集後、
WordPressにアップロードしておきますので、
今後の参考にしてください。
各ページの内容を見ると
100万円くらいはかかっていると思います。
施術メニュー1ページにつき、25万円くらいではないかと……!
見出しがなければ、話の内容が変わっている部分となる
”各ページの内容を見ると~”
を読んだときに「なんの話?」となりかねません。
場合によっては、過去のメールやメッセージを再確認するのに、1分ほど相手の時間を奪う結果になります。
伝えたい情報がスグに伝えられるように、項目ごとに見出しをつけておきましょう。
②箇条書き:『・』や数字を活用
箇条書きでよく使用する記号『・』
・(ナカグロ)のあとに、文字を入力すれば、箇条書きの内容がより伝わりやすくなります。
・サイズを統一
・明るい環境で撮影
・背景はなるべく無地(あかるい色がオススメ)
PC版のGmailなら箇条書きが設定可能
使用例(Gmailの箇条書き)
NG例:箇条書きをつかわなければ……
今回の画像については、費用はいただきません。
理由は、制作時間が5分程度で完了し、元になるデータもあり、年間サポート代をあらためていただくためです。
その他、気になる部分があればご連絡お願いいたします。
さきほどの例とおなじ内容ですが、どちらが読みやすいかは、一目瞭然ですよね。
あるいは、以下のように数字を利用するのもOKです。
①制作時間が5分程度
②元になるデータがある
③年間サポート代をあらためていただく(予定)
箇条書きをつかうと、以下のような効果があります。
- 情報が整理され要点が伝わりやすい
- 文章にメリハリがつく
- 書く側にとっても時間の短縮になる
相手に伝えたい情報が多いときには、ウマく活用してみましょう。
応用編:箇条書き+見出し(タップして開く)
以下のように、箇条書きで全体像を伝えたあとに、具体的な説明を追加すると、より説得力のある文章になります。
掲載する写真のチェックポイント3つ(見出し)
①サイズを統一
②明るい環境で撮影
③背景はなるべく無地(あかるい色がオススメ)(箇条書き)
①サイズを統一
すべての写真サイズを横3:縦2、ピクセル数でいえば1200px:800pxで、WordPressにアップロードするのがオススメです。
②明るい環境で撮影
理由がないかぎり、ホームページに掲載する写真は、あかるいものがオススメです。
・理想は太陽光がはいる環境
・カーテンなどで背景をあかるい色に
③背景はなるべく無地(明るい色がオススメ)
②と重なりますが、背景はなるべく無地にちかい状態で撮影しましょう。
掲示物や備品が映り込むと、院内の雰囲気がゴチャゴチャしている印象をあたえます。
③余白:『。』のたびに入れてもOK
100%正しい基準はありませんが、個人的には『。』を入れたときに、余白を入れるようにしています。
使用例
NG例:余白がなければ圧迫感アップ
お気遣いいただきありがとうございます。
この1年間の積み重ねは、
コチラの提案に耳を傾けていただき、
実行していただいた結果です。
また、各データをお待ちしております。
ひきつづき、2023年もよろしくお願いいたします。
適度に余白がなければ、画面から息苦しさが伝わるのでは?
④改行:スマホ閲覧が中心なら多くてOK
改行をつかって、さきほど紹介した余白をつくりましょう。
改行あり
スマホ閲覧を意識するなら、改行を多くしたほうが適度の余白が生まれるため、断然読みやすくなります。
おなじ内容で改行がなければ……
お気遣いいただきありがとうございます。この1年間の積み重ねは、コチラの提案に耳を傾けていただき、実行していただいた結果です。また、各データをお待ちしております。ひきつづき、2023年もよろしくお願いいたします。
余白とおなじく、改行がなければ、読みにくいはず。
※NG例のため極端にしております
⑤区切り:展開が変わる場面で『=』の連続入力
”======”
イコールの連続入力により、メールの内容にひと区切り入れます。
✔イメージ(※Discordのメッセージのため背景が黒)
上記では箇条書きの5項目から、話の内容がすこし変わるため、区切りを入れておきました。
箇条書き:サーバーの手続き→WordPressのデータ移行→入金
区切りのあと:ロリポップの設定にかかわる話
その他の使用例:伝えたい内容を明確にするために
以下では、スライドの変更案を目立たせるために、区切りをいれました。
②引用で相手を迷わせない
- メール
- LINE
- Discord
の3パターンを紹介します。
引用により『どのメール(メッセージ)に対しての返信なのか?』を明確にするのが目的です。
メールの場合
”>(大なり)”のあとに、元の文章の一部をコピペします。
はじめに紹介した、見出しのような使い方でOKです。
LINEの場合
メッセージを長押しすると『リプライ』などのメニューが表示されます。
(PCの場合は右クリック)
リプライ機能を使用した時のイメージ
グループLINEやオープンチャットで、特定のメッセージ(人)に向けて返信をしたいときに使いましょう。
リプライを使わず、さきほど紹介した”>(大なり)”を使ってもOKです。
Discordの場合
DiscordもLINEとおなじく、長押しで特定のメッセージに対してのリプライ(返信)ができます。
(PCの場合は右クリック)
リプライを使わず、さきほど紹介した”>(大なり)”を使ってもOKです。
リプライ機能を使用した時のイメージ(赤枠点線の部分)
Discordは送信後の編集も可能
本題からはそれますが、Discordはメッセージ送信後でも、編集や削除ができます。
LINEにはない便利な機能です。
※チャットワークも可能
③スクショを使って『文字』以外で伝える
百聞は一見にしかず、ということで、つぎの2枚を見くらべてみましょう。
スクショあり
スクショなし
もしお持ちであれば、
テキストを読みやすくするために
アウトライン加工(縁取り)していただければと思います。
あるいはCANVAでテキストのアウトライン加工もできるので、先生ご自身でチャレンジしてみても良いかもしれません。
上記のようなケースでは、スクショがなければ「アウトライン加工??」となりかねません。
内容によっては、スクショを1枚貼り付けただけの方が圧倒的にはやいので、うまく活用してください。
いわれたらあたり前……と思うかもしれませんが、スクショを使わない人は、セラピスト業に関係なく意外と多い印象です。ほかの業種の方や外注先の人でも、とにかく文字だけで伝えようとする人と遭遇しているので……
PCでスクショをとりたいときにオススメな無料アプリ
残念ながらWindows専用ですが、かなり便利なアプリです。ほとんどの機能が無料で使えるので、入れておいて損はありません。
無料版と有料版のちがい
- 無料:再編集できない
- 有料:再編集OK
2年ちかく使ってきた印象では、無料版でもとくにこまった記憶はありません。画像編集のたびにCANVAをつかわなくてすむだけでも、かなりの時間的コストが削減できるかと。
こんなメリットも?
文章は錯覚資産ともいえるため、自分をすこしだけスゴくみせられます 笑
役に立つ場面
営業をうけたとき or 仕事を外注したときにダマされにくくなる
メールの印象を変えられたら、カモあつかいされる確率をグッとさげられます。
「たかが文章だけで……」と思った方へ
「たかが文章だけで……」といいたくなる気持ちは、よくわかります。
しかし、その「たかが」をできない柔整・あはき師が多いのも事実。
というのも、柔整・あはき業界にいれば、基本的なビジネスマナーが身につく機会もそれほどありません(筆者もアヤしい?)
いいかえると、この記事で紹介した『すこしの気遣い』ができるだけで、競合院との差別化も可能ともいえます。
100点満点はムリでも、国試をクリアした経験のある方なら、60~70点レベルには持っていけるはず。
すぐに実践できる内容なので、まずはトライされることをオススメします。
まとめ:すこしの気遣いが売上と時間を創出する
①文字入力だけでできるデザイン
- 見出し
- 箇条書き
- 余白
- 改行
- 区切り
②引用で相手を迷わせない
- メールでは”>(大なり)”を活用
- LINEやDiscordではリプライ機能を活用
③スクショを使って『文字』以外で伝える
すこしの気遣いにより、売上や時間の創出につながると思えば、紹介したテクニックを知っておいて損はしません。
参考になれば幸いです。
どうせならライティングを基礎からしっかり学びたい
WEBライター・編集者の中村昌弘さんが監修している『WritingBegin』がオススメです。
自分でセールスコピーを書けるようになりたい
WEBライター・ディレクターの佐藤誠一さんが書かれた、以下の記事がオススメです。
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