”肩の痛みが良くなるすごい方法”を鍼灸師&柔道整復師が読んでみた

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全体を通した感想

医師が患者さん(一般の方)に向けて説明するときにチョイスしている言葉や表現がイメージできる

むやみやたらに専門用語を使っていないのが、書籍を通して伝わります。

「専門医は患者さんにどのような伝え方をしているかな?」と思っている人は、目を通しておいて損はありません。

ケニー

整形外科などでドクターと仕事をしたことがない人にとっては、患者さんとのコミュニケーションにおいて、ヒントになってくれるはず。

書いた人

ケニー(鍼灸師&柔道整復師)

Twitterアカウント:ケニー@kenji_2nd

2019年6月に鍼灸整骨院を開業するものの6ヶ月で挫折。その後、独学でライティング&マーケティングを学び、2021年7月より治療院専門のホームページ制作を開始。kindle書籍『柔整、あはき学生が卒業前に知らなきゃ損する33の現実』ひとり治療院むけ~廃業の足音が聞こえる15の真実~』の著者。

※無料相談や制作依頼時のメールでは、素顔を公開しています。

「わかりやすい」だけじゃない・エビデンスありきの1冊

書籍の内容そのものは、一般の方が読む事を想定されているため、柔整・あはき師の人にとっては平易な表現と思うかもしれません。

しかし、書かれている内容は「ぼくがかんがえたさいきょうの~」ではなく、歌島先生がいままで読まれてきた膨大な論文データをもとにした情報です。

ケニー

すくなくとも「肩の痛みは骨盤が~」と安易に答えてしまう自称?治療屋の100億倍は説得力があるかと。

いそがしい人は5章・6勝だけでもOKかも?

  • 5章:Q&A
  • 6章:病院・治療院の選び方

いそがしくて時間が取れない方は、5章・6章だけでも目を通しておくのがよいかと。

ケニー

せっかくなので、5章・6勝について個人的な意見をまとめてみました。

5章:Q&Aについて

よくある患者さんからの質問と、歌島先生の回答がまとめられています。

学んで身につけた知識にくわえて専門医の言葉がバックグラウンドにあれば、質問に対する回答を患者さんに伝えるときに納得してもらいやすいかと。

ケニー

回答する前に「肩の専門医のお話ですが~」と伝えておくとよいかも?

そのほかに5章:Q&Aに書かれている内容は、以下のとおり(一部抜粋)

  • 肩こりは遺伝する?
  • 冷やす or 温める? 
  • 肩がポキポキと鳴るのは放置しても大丈夫?
  • おすすめの寝具は?
  • 肩の痛みがあるときにオススメ or オススメしない食べ物は?

など。

肩の痛みがあるときにオススメ or オススメしない食べ物は、生活習慣の見直しもふくめた小ネタとして使いやすいのではないでしょうか?

書籍内の一覧表をA4用紙などに印刷(もしくはPDFファイルを送信)して、患者さんに渡すと喜んでもらえそうです。

イメージ

【抗炎症食品の例】

  • 〇〇〇
  • 〇〇〇
  • 〇〇〇

※過度な期待は禁物

【制限すべき炎症性食品の例】

  • △△△
  • △△△
  • △△△

6章:病院・治療院の選び方について

書籍の内容から、個人的な意見をまとめてみました。

医師から見た柔整・あはき師・PT・OT

PT・OTの説明に「医師の指示のもと~」と書かれているので安心しました。

PT・OTの先生は、医師の指示のもと施術(治療行為)をしましょうね。

整形外科に対するよくある患者さんの不満

レントゲンを撮影してシップを渡されて終了した(ムキ―)

といったSNSでよく見かける投稿に対して、歌島先生の意見が述べられています。

患者さんからの不満を耳にしたときに、一緒になって「これだから整形外科は~」と同町する前に、専門医の意見も確認しておきましょう。

こんな治療院は要注意

  • オリジナルの○○療法!
  • ○○NO.1!
  • 医師・同業者の推薦多数!
  • 激安キャンペーン!(からの高額回数券)

といった内容を掲げている治療院は「注意すべき」と書かれていました。

ケニー

治療院コンサル屋や治療屋にとっては、耳の痛い話かもしれませんね。

コンテンツ制作者目線で気になったところは「表紙カバー」

  • テキストの配置
  • フォントサイズのバランス
  • イラストや吹き出しとテキストの重ね方

などは、かぎられたスペースで情報をまとめなければいけない、チラシやインスタ投稿で活用できるポイントかと。

プロデザイナーのテクニックが、ギュッと凝縮されている表紙だと思いました(どなたかは存じませんが)

まとめ

2,000円でおつりが出る金額で専門医の話が聞けると思ったら、めちゃくちゃ安いですよね?

医師が開催 or 参加するようなセミナーであれば、安くても5,000円~10,000円くらいになるはず(過去の記憶ですが……)

肩の専門医でもある歌島先生の話も聞いて知識を深めるだけでなく、患者さんとのコミュニケーションにも活用できる1冊として、柔整・あはき師の方はチェックしておきましょう。

◆書籍を買うのはちょっと……

という方は、歌島先生のTwitterやYou Tubeをチェックしてください😌

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