とあるインフルエンサーの話から、MEO対策について治療院向けにまとめてみました。
Googleの視点(アルゴリズム)から見てみると、MEO対策に力を入れるべき理由がより明確になります。
記事の内容
- MEO対策をやるべき理由4つ
- 治療院におけるMEO対策:上位表示されやすくなる2つのポイント
- 定期的な更新が必要な理由
- Googleマップのちょっとした活用方法
- 知っておきたいMEO関連情報3つ
毎月Googleマップから2~3人の新規が来院しているクライアントの『ちょっとしたひと手間』もお伝えしております。
(意外と見落としている人もいるかも?)
興味のある方はどうぞ。
MEO対策をやるべき理由4つ
①Googleマップの利用者が多い
→4,700万人(圧倒的なシェア:マップアプリの75%といわれている)
②検索から見つけやすい(とくに指名検索)
→Google検索の上位に出る
③情報が豊富
→口コミ・営業時間・HPなどの情報がすぐに確認できる
④アクションしやすい
→ホームページを見てから予約
治療院におけるMEO対策:上位表示されやすくなる2つのポイント
Googleマップでは、つぎの2つを満たすアカウントを上位表示する傾向があります。
- 情報量が多い
- 定期的な更新をしている
「そんなのあたり前だろ?」といわれたらそれまでですが、実際は面倒なので放置している治療院はおおい印象です。
クライアントの競合院をリサーチしていると、3~4割ほどは放置気味でした。
そのため、競合がGoogleマップを放置している地域なら、新規の治療院でもマイビジネスの定期的な更新だけでもチャンスが生まれる可能性があります。
定期的な更新が必要な理由:Googleの目的を理解しよう
情報量が多いのはなんとなく理解できるけど、定期的な更新は必要な理由は?
定期的な更新が必要な理由は、Googleの意図を理解するのがポイントです。
この項目はインフルエンサーでもあるマナブさんのVoicyを元に、治療院運営向けの内容に改変しております。
(47分50秒~)
要約すると、以下のとおり。
Googleマップを使ってほしい(マップアプリのシェアを取りたい)
→正確な情報を伝える必要がある(ウソの情報は伝えたくない)
→最新の情報を掲載してほしい
→定期的に更新しているアカウントを上位表示させよう
Googleもいち企業:Googleの目的は?
Googleの目的は
『Googleのサービスを使ってもらうため』
です。
「自社のサービスをより多くの人に使ってほしい」というのは、大企業にかぎらず、ひとり治療院でもおなじですよね。
Googleマップを多くの人に使ってもらうには?『正確な情報』が必要
Googleマップを多くの人に使ってもらうには、正確な情報が必要です(重要)
Googleがウソ(古い)の情報ばかりだと……
⇓
ユーザーは他のサービスを選択する可能性も(iPhoneのMapアプリなど)
【たまにみかけるNG例】
Googleマップに出ていた治療院に行ったら閉まっていた or 廃業していた
休業日の変更などの情報が更新されていないまま、Googleマップを見て治療院に足を運んだ人とっては
「調子が悪いなか来たのに……?」
となってしまいますよね。
つまり、利用する側にとっては、Googleマップの定期的な更新=運営中を示す指標であり『正確な情報』ともいえます。
古い情報ばかりが表示されるマップアプリなんて、誰も使いたくありません。
『正確な情報=定期的な更新』によりMEOの評価もアップ?
ここまでの内容をまとめると、以下のとおり。
Googleは自社サービス(Googleマップ)を使ってほしい
→Googleマップを利用する人に正確な情報を伝えたい
→最新の情報を掲載してほしい(定期的な更新をしてほしい)
→定期的に更新しているアカウントを上位表示しよう
つまり、定期的な更新により、Googleの評価=MEOの評価が上がりやすいともいえそうです。
MEOの評価が高くても予約にはつながらない?
Googleマップだけでなく、ホームページも定期的に更新していなければ、予約につながりにくくなる可能性があります。
治療院を知らない人にとっては、Googleマップが更新されていても、あきらかに古い(手を抜いた)ホームページを見た瞬間に「やる気あるのかな?」と考えてしまいますからね。
Googleマップで「ウェブサイト」に設定するホームページの定期的な更新も、上位表示される基準の1つといわれています(諸説あり)このあたりも、利用する側の視点に立ってみれば納得できるかと。
Googleマップのちょっとした活用方法
2023年6月ごろから毎月10人以上の新規が来院されているクライアントのデータを見ると、2~3人はGoogleマップからの問い合わせです。
検索ワードで上位表示されているだけでなく「いきなり予約をさせない」といったひと手間が、結果につながっていると予想しています。
クライアントのひと手間:いきなり予約をさせない
- 予約項目からのリンク
- Googleマップ投稿からのリンク
をホームページやブログ記事などに設定。
✔予約項目からのリンク
✔Googleマップ投稿からのリンク
Googleマップの投稿から、いきなり予約を促すのではなく、ホームページの情報(症状別ページやブログ記事など)でワンクッション置くようにしています。
おもな目的2つ
- よりくわしい情報をチェックしてもらう
- 施術者の顔を認識してもらう
上記2つのポイントが、あう人 or あわない人のフィルターになってくれます。
つまり、
Googleマップ→ホームページ(ブログ記事ふくむ)→予約
という流れの患者さんであれば、事前にホームページやブログ記事をチェックしてもらえているため、治療院の方針にマッチしやすい=長期的なお付き合い(リピーター)となる可能性も高まります。
「Googleマップだけを見て電話予約を入れていただいた方とは、相性が悪いケースが多い」というお話を聞いています。
オススメしない:よくみかけるGoogleマップのアカウント
この設定で、結果が出ているなら否定はしません。
しかし、とあるキーワードで上位表示されていたクライアントのアカウントでは、詳細のリンクをLINE( or 予約システム)に設定しても予約に結びついていないと聞いています。
利用する側の視点に立ってみる:押し売り感をなくすために
利用する立場としては、
- Googleマップをみた段階は「はじめまして」
- 施術者の顔や名前も一致しない
- 人柄や方針もわからない(知らない)
です。
この状況で、LINE登録~予約を促されると「押し売り」されている気分になってしまう可能性も。
以上を踏まえて、クライアントのGoogleマップアカウントでは、詳細リンクにHPやブログ記事のURLを設定しています。
その他:知っておきたいMEO関連情報3つ
- MEOの情報がまとめられたTwitterアカウント
- Googleマップの口コミが重要な理由3つ(note)
- 口コミ投稿46件を集めた手法
- 掲載する写真について
①:MEOの情報がまとめられたアカウント
やまさん @yamarketer3 の過去ツイートをチェックしてみてください。
②:Googleマップの口コミが重要な理由3つ(note)
以下のnoteでくわしくまとめています(2~3分で読めます)
ひとり治療院でGoogleマップの口コミ投稿46件を集めた手法
ひとり治療院でコストをかけず2年間で口コミ投稿46件を集めた手法については、以下のnoteでくわしく解説しています。
④:掲載する写真について
Googleビジネスプロフィールで効果的な写真30選に書かれていた事例を参考にしてみてください。
※一部、治療院向けではない情報もあります。
- 敷地内
- 外観の写真
- 近隣の写真
- 人のいない店内の写真
- 人のいる店内の写真
- 共有エリアの写真
- 客室の写真
- 設備、特徴、情報
- 設備の写真
- 長い歴史を示す写真
- 企業理念の写真
- 属性を示す写真
- 社用車の写真
- 制服を着たスタッフの写真
- 体験の写真
- 自撮りスポットを紹介する写真
- 営業時間の写真
- 商品やサービス
- シェルフィー
- 個別の商品の写真
- 食欲をそそる写真
- 作業中のスタッフの写真
- 作業中の写真
- 劇的なビフォーアフターの写真
- 完成したプロジェクトの写真
- スタッフ、顧客、感情を表す写真
- オーナーや専門家の写真
- スタッフ全員の写真
- スタッフが顧客とやり取りしている写真
- 顧客に愛されているビジネスであることがわかる写真
- レビュー+写真
- ロゴ、広告、特別なシナリオ
- ロゴ
- 広告+写真
- 特別なシナリオの写真
余談:動画ではなくブログやnoteなどテキストでまとめている理由
これだけの情報があるならセミナーを配信すればよくない?
オンライン配信のセミナー動画では
- 「参加した」
- 「がんばった」
- 「面白かった」
という高揚感だけで満足してしまい、肝心の中身が1つも身につかないことがあります。
というのも、
- テキスト:能動的に情報を確認しないと理解できない
- 動画(音声):受け身になっていることに気づかず理解した気になってしまう
といったちがいがあるためです。
電車の移動中や食事中など、手が離せない(動かせない)ケースをのぞいては、可能なかぎりテキストで学ぶのがオススメです。
まとめ
MEO対策をやるべき理由4つ
①Googleマップの利用者が多い
→4,700万人(圧倒的なシェア:マップアプリの75%といわれている)
②検索から見つけやすい(とくに指名検索)
→Google検索の上位に出る
③情報が豊富
→口コミ・営業時間・HPなど
④アクションしやすい
→ホームページを見てから予約
治療院運営におけるMEO対策の具体的な手法
Googleマップは、つぎの2つを満たすアカウントを上位表示する傾向があります。
- 情報量が多い
- 定期的な更新をしている
GoogleとしてはGoogleマップを利用してほしいので、役に立つ情報が多く定期的に更新しているアカウントを上位表示させる傾向にあります。
結局は「患者さんにとって必要な情報を定期的に発信」が大事ともいえるでしょう。
以上、参考になれば幸いです。