2023年4月5日に、ちきりんさんのVoicyを拝聴しました。
内容としてはつぎのとおり。
- 環境意識の低い企業・個人は世界においていかれる
- 世界の大企業が率先して環境問題に取り組んでいる
- この先10年のあいだに意識を変えられた人が生き残れる時代に
SDGsをはじめ、環境問題を耳にする機会は多くなりましたが、個人単位ではそれほど意識していないのが正直なところだと思います。
では、世界の変化が、今後の鍼灸業界にどのような影響をもたらすのか?
鍼の性質上、施術のたびに梱包材料&使い捨てのプラ鍼管が、ゴミになっているのが現実です。
となると、いずれは環境問題に向きあう場面があってもおかしくありません。
ざっくりな記事の内容
- 世界の大企業が率先して環境問題に取り組んでいる
- 鍼灸メーカーも世界の変化に合わせるタイミングがやってくる
- 鍼灸師の施術方法も変わる(かも)
筆者の情報
ケニー(鍼灸師&柔道整復師)
Twitterアカウント:ケニー@kenji_2nd
2019年6月に鍼灸整骨院を開業するものの6ヶ月で挫折。その後、独学でライティング&マーケティングを学び、2021年7月より治療院専門のホームページ制作を開始。kindle書籍『柔整、あはき学生が卒業前に知らなきゃ損する33の現実』『ひとり治療院むけ~廃業の足音が聞こえる15の真実~』の著者。
※無料相談や制作依頼時のメールでは、素顔を公開しています。
当記事をAIに読み込ませてつくられた文章は、以下のリンクより。
環境問題に向きあう必要がある理由
冒頭でも書きましたが、世界の大企業が率先して環境問題に取り組んでいるのはやはり大きいかと。
✔例
- Teslaの電気自動車が世界で高評価
- Appleの発注先は環境意識の高い企業に絞られる
- Amazonで購入した商品のFFP化※
現在、世界のマーケットリーダーとなっている日本企業のオルファやMakitaなども、いずれは直面するかもしれません。
FFFP化:フラストレーション・フリー・パッケージ
くわしくはAmazon公式ホームページより
日本のプラごみは異常?
日本では、良くも悪くも普及しているコンビニなどの影響もあり、ペットボトルや食品トレーなどのプラごみは大量に廃棄されているとのこと。
参考:日本財団
アメリカに次いで世界で2番目に多いようです。
世界の変化に日本の鍼灸製品メーカーはどう対応する?
日本が誇る鍼灸のメーカーといえばセイリン。海外でも事業展開しており、鍼の評価は世界でも上々とのこと。
- ドイツ
- アメリカ
- 中国(香港)
- オーストラリア
しかし、海外で事業展開しているとなれば、はじめに影響を受ける可能性もあります。
今後はプラごみのでない生産方法を考えるべきか?
個人的には、世界基準に合わせて、生産方法を変えざる得ないタイミングが来ると予想しています。
なにも変えなければ自動車業界のように、
「日本製品は環境意識が低いから使いたくない」
「環境意識を持てない企業の製品とかダサい」
「これだから日本の企業は……」
みたいな状況になる可能性もゼロではないはず。
はじめにお伝えしたように、世界的企業の動きも踏まえると、いずれ変わらなければいけないでしょう。
マーケットリーダーだからこそ大胆に動くべきかも?
セイリンのようなマーケットリーダーだからこそ、世界の変化に向きあう必要があると考えます。
むしろ、率先して動けば世界的にも評価され、さらに鍼メーカーの企業としての地位を盤石なものにできるのでは?
具体的にどうするの?
- プラ鍼管をつかわない梱包方法を生み出す
- ステンレスの鍼管と小さな滅菌機を開発・販売
セイリンをはじめとするメーカーが動き出せば、鍼灸師側はあわせるしかありません。
背景を説明しても理解できないのであれば『環境意識の低い鍼灸師』のレッテルが貼られるような流れを作る必要もありそうです。
ちょい言葉はわるいですが 笑
プラスチック鍼管がなくなる未来はわるいものか?
個人的には、ゴミがへるのでアリだと思います。
場所を取らない小さな滅菌機と、毎日でてくるゴミを比較した場合、どちらがわずらわしいかといえばゴミではないでしょうか?
患者さん専用の『マイ鍼管』や『鍼管キープ』なんてものが流行っても面白そうですね。
※もちろん有料販売
鍼灸師の施術方法も変わる?
環境問題をきっかけに、ア〇みたいにたくさんの鍼を刺す『エンタメ施術』がなくなればいいと思っています。
鍼をたくさん刺す=ムダづかいしている=環境意識が低い
という認識になれば、エンタメ施術は逆効果ですからね。
となると、すくない本数で効果が出せるような鍼灸師を目指したほうが、信頼も生まれコスパも良くなりそうです。
まとめ
- 世界の大企業が率先して環境問題に取り組んでいる
- 鍼灸メーカーも世界の変化に合わせるタイミングがやってくる
- 鍼灸師の施術方法も変わる(かも)
といった具合に、元?鍼灸師が勝手にいろいろと書いてみました。
(気分を害したらゴメンなさい)
とはいえ、いずれは世界の基準にあわせざる得ないタイミングがくるでしょう。
かりに、メーカーが大きく変わらなかったとしても、世間の常識が変われば、エンタメ施術の評価は下がるはず。
とりあえず、5年後にエンタメ施術がなくなることを期待しておきます。
✔記事を書くきっかけになったちきりんさんのVoicyはコチラ⇓