柔整・あはき師むけ:ライターが伝えたいスグに使えるメールテク3選【7分で解説】

この記事では、セラピスト業界で意外と知られていない?すぐにマネできるメールのテクニックを3つをお伝えします。

記事の内容:ライターがよく使うメールテク3つ

  1. 文字入力だけで可能なデザインを活用
  2. 引用で相手を迷わせない
  3. スクショを使って『文字』以外で伝える

上記3つを活用すれば、自分の伝えたい内容がより相手に伝わりやすくなります。

前置きが長いので、すぐに内容を確認したい方は、以下のボタンを押してください。

WEBライター向けの内容ではなく、柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の方向けの記事となります。

記事を書いた理由

セラピスト業界の文章力向上のため

たぶん、ここまで読んだ時点で

メール(メッセージ)の文章くらい誰でも書けるし!
バカにしてるの?

と思った人もいるはず。

いいたいことはわかります……

が、

実際に柔整・あはき師のクライアントさんとやりとりをしていると、文章を読み取るのに時間がかかるメール(メッセージ)が、それなりに届きます……

まあ、仕事を受ける立場なのでかまいません。

ただ、

「患者さんとのやりとりでも、おなじようなメール(メッセージ)を送っているのでは?」

と思ったんですよね。

結果、気がつかないうちに、いろいろと損をしている可能性も考えられます。

記事を読むメリット

売上と時間の創出につながる

患者さんとのやり取りでは

  • 返信で迷わない
  • 相手に伝わりやすくなる
  • 来院してもらいやすくなる

売上につながる

仕事を外注した時は

  • 返信で迷わない
  • 相手に伝わりやすくなる
  • メールの数をへらせる

時間の創出につながる

前者は運や相性も必要ですが、後者については確実に時間的コストの削減につながります。

すこしの気遣いにより、大きなリターンを生み出すと思ったら、知っておいて損はしないはずです。

筆者の経歴

ケニー(鍼灸師&柔道整復師)

  • 元鍼灸師・柔整師
  • 現在は治療院HP制作を受注
  • クライアントさんとのやりとりは、毎日10~20通くらい
    (3~5人を同時対応)

※無料相談や制作依頼時のメールでは、素顔を公開しています。

くわしくは、以下をご確認ください。

現在の活動(タップして開く)

現在は縁あって、

  • 治療院ホームページ制作
  • ライティング業務
  • 画像編集
  • 動画編集
  • 学術発表用の資料作成のサポート(循環器内科のドクターより依頼)

などの活動をしています。

また、プロのWEBライターとしての活動経験あります(2022年7月までランサーズ内で最高ランクの認定ランサー)

くわしくはコチラ⇓

読まなくてもOKな人

  • 他人の意見を参考にする気がない
  • 「たかが文章ではナニも変わらない 笑」と思っている
  • ライティングやマーケティングは虚像ビジネスと思っている

その他、よくある疑問

✔理解できなかったらどうしよう?

例文として、実際のクライアントさんとのやりとりの様子を公開しているので、直感的に理解できるはずです。

✔慣れるのに時間がかかりそう

使用する文字やアプリの操作方法まで紹介しているので、すぐにマネできます。

✔ネットで調べたらすぐにわかるよね?

もちろんです。

が、その都度、調べていたら時間がもったいないですよね?

1回調べるのに5分、年間で30回調べていたら150分の損失です。

しかし、この5分を妥協すれば、相手に意図が伝わらないメールを送ってしまった結果、さらに時間的コストが増える可能性もあります。

当記事に目を通していただければ、7分で必要な情報が確認できて、あとは必要なときだけ30秒ほど確認すればOKです。

慣れてしまえば、二度と確認する必要もないため、時間的コストを確実に削減できます。

注意:キレイな文章を書く必要はありません

この記事を読んでいる人は、ライターの仕事をするわけではないため、キレイな文章が書けなくてもOKです。

しかし、読みやすい=伝わりやすくするためのテクニックは、知っておいて損しません。

メールにかぎらず、LINEなどのメッセージアプリでも使える内容ですので、チェックしてみてください。

ケニー

おもな内容は3つだけなので、どれか1つでも活用していただければ幸いです。

記事の内容(タップすると移動します)

目次

本題に入る前に:無料で利用できる有料級教材2つ

紹介する2つの教材は、無料&会員登録もなしで利用できます。(筆者をふくめて)セラピスト界隈でドヤっているライターやマーケターよりも、100倍説得力はある内容かと 笑

✔どうせならライティングを基礎からしっかり学びたい

WEBライター・編集者の中村昌弘さんが監修している『WritingBegin』がオススメです。

✔治療院HP用のセールスコピーを自分で書けるようになりたい

WEBライター・ディレクターの佐藤誠一さんが書かれた、以下の記事がオススメです。

①文字入力だけでできるデザイン

  • 見出し
  • 箇条書き
  • 余白
  • 改行
  • 区切り

見出し:伝えたい内容が目立つように

見出しをつかえば読む側にとってひと目で伝えたい情報が認識できるため、相手の時間を奪わなくてすみます。

メールなどで見出しを作る時は、記号をつかいましょう。

以下に、よく見出しに使用される記号4つを紹介します。

①ハイフン

ー画像編集の改善ポイントー

チルダ(にょろ)

~画像編集の改善ポイント~

③マル

〇画像編集の改善ポイント

チェックマーク

✔画像編集の改善ポイント

実際の使用例(赤枠の部分)

NG例:見出しがないメールの文章

承知しました。

画像を編集後、
WordPressにアップロードしておきますので、
今後の参考にしてください。

各ページの内容を見ると
100万円くらいはかかっていると思います。

施術メニュー1ページにつき、25万円くらいではないかと……!

見出しがなければ、話の内容が変わっている部分となる

”各ページの内容を見ると~”

を読んだときに「なんの話?」となりかねません。

場合によっては、過去のメールやメッセージを再確認するのに、1分ほど相手の時間を奪う結果になります。

伝えたい情報がスグに伝えられるように、項目ごとに見出しをつけておきましょう。

箇条書き:『・』や数字を活用

箇条書きでよく使用する記号『・』

・(ナカグロ)のあとに、文字を入力すれば、箇条書きの内容がより伝わりやすくなります。

・サイズを統一
・明るい環境で撮影
・背景はなるべく無地(あかるい色がオススメ)

PC版のGmailなら箇条書きが設定可能

使用例(Gmailの箇条書き)

NG例:箇条書きをつかわなければ……

今回の画像については、費用はいただきません。

理由は、制作時間が5分程度で完了し、元になるデータもあり、年間サポート代をあらためていただくためです。

その他、気になる部分があればご連絡お願いいたします。

さきほどの例とおなじ内容ですが、どちらが読みやすいかは、一目瞭然ですよね。

あるいは、以下のように数字を利用するのもOKです。

①制作時間が5分程度
②元になるデータがある
③年間サポート代をあらためていただく(予定)

箇条書きをつかうと、以下のような効果があります。

  1. 情報が整理され要点が伝わりやすい
  2. 文章にメリハリがつく
  3. 書く側にとっても時間の短縮になる

相手に伝えたい情報が多いときには、ウマく活用してみましょう。

応用編:箇条書き+見出し(タップして開く)

以下のように、箇条書きで全体像を伝えたあとに、具体的な説明を追加すると、より説得力のある文章になります。

掲載する写真のチェックポイント3つ(見出し)

①サイズを統一
②明るい環境で撮影
③背景はなるべく無地(あかるい色がオススメ)(箇条書き)

①サイズを統一

すべての写真サイズを横3:縦2、ピクセル数でいえば1200px:800pxで、WordPressにアップロードするのがオススメです。

②明るい環境で撮影

理由がないかぎり、ホームページに掲載する写真は、あかるいものがオススメです。

・理想は太陽光がはいる環境
・カーテンなどで背景をあかるい色に

③背景はなるべく無地(明るい色がオススメ)

②と重なりますが、背景はなるべく無地にちかい状態で撮影しましょう。
掲示物や備品が映り込むと、院内の雰囲気がゴチャゴチャしている印象をあたえます。

余白:『。』のたびに入れてもOK

100%正しい基準はありませんが、個人的には『。』を入れたときに、余白を入れるようにしています。

使用例

NG例:余白がなければ圧迫感アップ

お気遣いいただきありがとうございます。
この1年間の積み重ねは、
コチラの提案に耳を傾けていただき、
実行していただいた結果です。
また、各データをお待ちしております。
ひきつづき、2023年もよろしくお願いいたします。

適度に余白がなければ、画面から息苦しさが伝わるのでは?

改行:スマホ閲覧が中心なら多くてOK

改行をつかって、さきほど紹介した余白をつくりましょう。

改行あり

スマホ閲覧を意識するなら、改行を多くしたほうが適度の余白が生まれるため、断然読みやすくなります。

おなじ内容で改行がなければ……

お気遣いいただきありがとうございます。この1年間の積み重ねは、コチラの提案に耳を傾けていただき、実行していただいた結果です。また、各データをお待ちしております。ひきつづき、2023年もよろしくお願いいたします。

余白とおなじく、改行がなければ、読みにくいはず。

※NG例のため極端にしております

区切り:展開が変わる場面で『=』の連続入力

”======”

イコールの連続入力により、メールの内容にひと区切り入れます。

✔イメージ(※Discordのメッセージのため背景が黒)

上記では箇条書きの5項目から、話の内容がすこし変わるため、区切りを入れておきました。

箇条書き:サーバーの手続き→WordPressのデータ移行→入金
区切りのあと:ロリポップの設定にかかわる話

その他の使用例:伝えたい内容を明確にするために

以下では、スライドの変更案を目立たせるために、区切りをいれました。

※ドクターとの学術発表会用飼料のやり取り

②引用で相手を迷わせない

  • メール
  • LINE
  • Discord

の3パターンを紹介します。

引用により『どのメール(メッセージ)に対しての返信なのか?』を明確にするのが目的です。

LINE、Discordの場合は『リプライ』を使います。

メールの場合

”>(大なり)”のあとに、元の文章の一部をコピペします。

はじめに紹介した、見出しのような使い方でOKです。

LINEの場合

メッセージを長押しすると『リプライ』などのメニューが表示されます。
(PCの場合は右クリック)

もし、リプライをつかわなければ、どのメッセージに対する返信なのかわからないことも。

リプライ機能を使用した時のイメージ

グループLINEやオープンチャットで、特定のメッセージ(人)に向けて返信をしたいときに使いましょう。

リプライを使わず、さきほど紹介した”>(大なり)”を使ってもOKです。

Discordの場合

DiscordもLINEとおなじく、長押しで特定のメッセージに対してのリプライ(返信)ができます。
(PCの場合は右クリック)

リプライを使わず、さきほど紹介した”>(大なり)”を使ってもOKです。

リプライ機能を使用した時のイメージ(赤枠点線の部分)

Discordは送信後の編集も可能

本題からはそれますが、Discordはメッセージ送信後でも、編集や削除ができます。

ケニー

LINEにはない便利な機能です。
※チャットワークも可能

③スクショを使って『文字』以外で伝える

百聞は一見にしかず、ということで、つぎの2枚を見くらべてみましょう。

スクショあり

スクショなし

もしお持ちであれば、
テキストを読みやすくするために
アウトライン加工(縁取り)していただければと思います。

あるいはCANVAでテキストのアウトライン加工もできるので、先生ご自身でチャレンジしてみても良いかもしれません。

上記のようなケースでは、スクショがなければ「アウトライン加工??」となりかねません。

内容によっては、スクショを1枚貼り付けただけの方が圧倒的にはやいので、うまく活用してください。

いわれたらあたり前……と思うかもしれませんが、スクショを使わない人は、セラピスト業に関係なく意外と多い印象です。ほかの業種の方や外注先の人でも、とにかく文字だけで伝えようとする人と遭遇しているので……

PCでスクショをとりたいときにオススメな無料アプリ

残念ながらWindows専用ですが、かなり便利なアプリです。ほとんどの機能が無料で使えるので、入れておいて損はありません。

無料版と有料版のちがい

  • 無料:再編集できない
  • 有料:再編集OK

2年ちかく使ってきた印象では、無料版でもとくにこまった記憶はありません。画像編集のたびにCANVAをつかわなくてすむだけでも、かなりの時間的コストが削減できるかと。

こんなメリットも?

文章は錯覚資産ともいえるため、自分をすこしだけスゴくみせられます 笑

役に立つ場面

営業をうけたとき or 仕事を外注したときにダマされにくくなる

ケニー

メールの印象を変えられたら、カモあつかいされる確率をグッとさげられます。

「たかが文章だけで……」と思った方へ

「たかが文章だけで……」といいたくなる気持ちは、よくわかります。

しかし、その「たかが」をできない柔整・あはき師が多いのも事実。

というのも、柔整・あはき業界にいれば、基本的なビジネスマナーが身につく機会もそれほどありません(筆者もアヤしい?)

いいかえると、この記事で紹介した『すこしの気遣い』ができるだけで、競合院との差別化も可能ともいえます。

100点満点はムリでも、国試をクリアした経験のある方なら、60~70点レベルには持っていけるはず。

すぐに実践できる内容なので、まずはトライされることをオススメします。

まとめ:すこしの気遣いが売上と時間を創出する

①文字入力だけでできるデザイン

  • 見出し
  • 箇条書き
  • 余白
  • 改行
  • 区切り

②引用で相手を迷わせない

  • メールでは”>(大なり)”を活用
  • LINEやDiscordではリプライ機能を活用

③スクショを使って『文字』以外で伝える

すこしの気遣いにより、売上や時間の創出につながると思えば、紹介したテクニックを知っておいて損はしません。

参考になれば幸いです。

どうせならライティングを基礎からしっかり学びたい

WEBライター・編集者の中村昌弘さんが監修している『WritingBegin』がオススメです。

自分でセールスコピーを書けるようになりたい

WEBライター・ディレクターの佐藤誠一さんが書かれた、以下の記事がオススメです。

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